ののさんにリクエスト「堂上のヒゲ」をしました、そうしたら次の日に!!早い!!早い!!!!
うわああああああこんなにあたしのリクエストにうまく応じていただいてめちゃめちゃうれしい、
というか、朝一で堂郁のイチャ幸せな気分で囲まれて、目覚めがよかったです//////
時期はムツゴロウの翌朝、どうぞ。
うわああああああこんなにあたしのリクエストにうまく応じていただいてめちゃめちゃうれしい、
というか、朝一で堂郁のイチャ幸せな気分で囲まれて、目覚めがよかったです//////
時期はムツゴロウの翌朝、どうぞ。
◇ のの様より 2014-02-08
ヒゲ堂上さんに興味津々の郁ちゃん 念願叶ってやっと体を繋げることができた。 その翌朝。 堂上は自分の隣で未だ眠りの中の郁を見つめていた。 郁のハジメテを貰った。まだ圧迫感、異物感の方が大きいだろう。絶頂を体感するには体も心も追い付いてない。 それでも痛みを耐えて、その胎内(なか)に自分を許してくれた。 痛みと違和感を堪え、潤んだ瞳で眉根を寄せる扇情的な表情(かお)がフラッシュバックする。 朝の男の整理現象が、欲求を伴った屹立へと変化する。 ダメだ、耐えねば。 こいつは精一杯の勇気を出して昨夜一歩を踏み出したばかりだ。 (俺の欲望だけで抱いてはダメだ) 昨夜見た表情(かお)が夢かと思えるほど、郁の寝顔は安らかだった。 それはさながら女神か天使だ。安心しきったように熟睡する郁に劣情は毒気を抜かれた。 (まだまだこれからがある…) たった一度の交わりで何を、とも思うがただそれだけの変化で堂上はこれまでの渇きを癒された。 郁が堂上の侵入を許した。足りないものはこれから徐々に育てて行けば良い。 心も、体も。 そんな事を穏やかに考えていると郁の睫毛が震えた。茶色の瞳が辺りを見回して少し混乱する。 「あれ、ここ」 「おはよう」 見慣れぬ天井に軽くパニックになった所に横から掛けられた堂上の朝の挨拶。 次いでリネンのみを纏った自らの体に、やっと昨夜の情事を思い出したのか顔を真っ赤に染めた。 「……おはよう、ございます」 照れながら、それでも堂上の目を見て朝の挨拶を返す郁に堂上は優しく笑った。 「体はなんともないか?痛むところは?」 「ない…みたいです」 言って郁はしばし堂上の顔を見つめた。 「あ…堂上教官」 「なんだ?」 ベッドの中、向き合った郁が堂上の顔に手を伸ばす。堂上の心拍数が跳ねた。 が。 「ふふ…堂上教官のおヒゲ、こんなに近くで初めて見ました……チクチクする。カワイイ」 郁の手はジョリジョリと堂上の肌に目立ち始めたヒゲを撫でている。 (ああ、そうだろうよ。ここでキスをくれるとかそんな甘い期待なんてしてないからな!) シチュエーションがシチュエーションだけに予想が外れて不貞腐れる堂上をまったく気にせず、郁は愛おしそうに堂上の頬を撫でている。 「…あー、そんなに珍しいか、俺のヒゲ?」 堂上の問い掛けにピクと郁の手が跳ねた。 器用な上目遣いで堂上を伺う。 「なんだ、どうした?」 「…だって、堂上教官っていつも身だしなみに隙がないって言うか…。ヒゲ薄いんだって思ってたんです」 「ああ、まあ、濃い方ではないな」 堂上は自分の顎に手を沿わせながらヒゲを検(あらた)める。 「…でも、とある夜間の襲撃が明けた後に堂上教官のヒゲに気付いた事があって……ああ、堂上教官は男の人なんだなー、って生々しく思ったって言うか…」 ずっと触ってみたいって、思ってたんです。だから、嬉しいな…って。 堂上は郁の言葉に理性を打ち砕かれそうになった。 「…っ…お前は、まったく…」 (手加減するしかない俺の立場も考えろ!!) 「えぇ!?なんで?どこに呆れる要素が!?」 ゴチン、と軽く小突いて堂上は身を起こし郁を組み敷いた。 ジョリジョリと自分の頬を郁の頬に擦り付ける。 「ちょ、ヤダ…きゃっ!!チクチクするー!」 無邪気に笑う郁に、劣情を愛情に擦り替え突き上げてくる欲望をひた隠す。 「お前覚えてろよ。ヒゲうんぬんよりも俺が男だってこといつか存分に思い知らせてやるんだからな」 「?はい」 意味の通じない郁に堂上は軽く笑いため息を吐いた。 今はまだ、いい。 郁の柔肌を刺すこのヒゲよりも、胎内を穿つ男の武器で。 いつか俺が郁に惚れたただのエロい男だと、お前自身が分かる日が来る事を待つ―――。 終 |